私には15歳になる娘がいます。
早いもので今年は受験生となっておりました。
その為だけではないのでしょうが、私自身と致しましては少々暇を持て余しております。
先日、彼女の本棚から懐かしい書籍を見つけました。
「友情」武者小路実篤著奇しくも四半世紀前に私も読んだ作品でありました。
本に対する記憶も曖昧だった事もあり、久しぶりに読んでみる事にしました。
この作品を通して受験生に何か良いアドバイスでも出来ればという気概で読み進めました。
本の内容も以前の印象とは違いました。とりわけ受験キーワードには目を光らせての完読となりました。
少しして、娘にアドバイスしました。
「あきらめたらそこで試合終了だよ。」(by安西先生)
何事の枠にもとらわれないのが私の性分みたいでした。
しばらくして・・・案の定、私の本棚からはスラムダンクの漫画本が消えていました。(全31巻)
私は思いました。娘よ、そんなに暇ならたまには遊んではくれまいかと。
波多江店 亀山 敬典